http://www.asahi.com/edu/news/TKY201111220161.html
学校給食の安全性を高めるため千葉市は独自の放射性物質検査を始める。福島第一原発の事故を受け、これまで調理前の食材を検査してきたが、保護者の不安が収まらない。「納得してもらえる検査を」との熊谷俊人市長の発案で、完成した給食を丸ごとミキサーにかけ検査する新方式に踏み出す。県内では初の試みで年内にスタートさせる方向で準備を進めている。 新方式では、1週間分の給食を保存し、まとめてミキサーにかけて放射線を測定することを検討している。微量でも検出できる機器を持つ外部機関に測定は委託する方針で、実際に1人前を食べると、どのぐらいの放射線量になるかを把握できるという。
中学校は三つの給食センターで調理しているので検査しやすいが、小学校は117校すべてに給食室がある。それぞれ独自に献立を作り、食材を調達し、調理している。そのため小学校の検査はローテーション方式にする計画だ。
同様の検査は神奈川県横須賀市などで先行例があるが、横須賀の給食は全市で統一の献立だという。指定市では全国でも千葉が初のケースになるという。
千葉市は、9月定例議会で学校給食の安全管理の徹底・強化を求める陳情が2件採択されたことを受けて10月から、市立の小中学校と保育所の給食の検査を開始。毎週金曜日の給食を対象に、数品の食材を選んで市環境保健研究所で検査してきた。
先週18日の分では、千葉産のサツマイモ、ニラ、ニンジン、ダイコン、レンコン、長野産のシメジ、岩手産の鶏肉を調べたが、放射性セシウムは「検出せず」だった。結果は市のホームページで公開している。
それでも、保護者の不安は収まらない。市教委保健体育課によると、「限られたサンプルの検査なので、放射性物質がすり抜けているのでは」との疑念の声が寄せられているという。
「検出せず」の結果にも「測定に下限値があるためで、ゼロではないのでは」との声もある。熊谷市長も「納得してもらえる検査をすることが大切」として、子供たちが食べる状態を想定した検査方法を検討していた。
学校給食の安全性を高めるため千葉市は独自の放射性物質検査を始める。福島第一原発の事故を受け、これまで調理前の食材を検査してきたが、保護者の不安が収まらない。「納得してもらえる検査を」との熊谷俊人市長の発案で、完成した給食を丸ごとミキサーにかけ検査する新方式に踏み出す。県内では初の試みで年内にスタートさせる方向で準備を進めている。 新方式では、1週間分の給食を保存し、まとめてミキサーにかけて放射線を測定することを検討している。微量でも検出できる機器を持つ外部機関に測定は委託する方針で、実際に1人前を食べると、どのぐらいの放射線量になるかを把握できるという。
中学校は三つの給食センターで調理しているので検査しやすいが、小学校は117校すべてに給食室がある。それぞれ独自に献立を作り、食材を調達し、調理している。そのため小学校の検査はローテーション方式にする計画だ。
同様の検査は神奈川県横須賀市などで先行例があるが、横須賀の給食は全市で統一の献立だという。指定市では全国でも千葉が初のケースになるという。
千葉市は、9月定例議会で学校給食の安全管理の徹底・強化を求める陳情が2件採択されたことを受けて10月から、市立の小中学校と保育所の給食の検査を開始。毎週金曜日の給食を対象に、数品の食材を選んで市環境保健研究所で検査してきた。
先週18日の分では、千葉産のサツマイモ、ニラ、ニンジン、ダイコン、レンコン、長野産のシメジ、岩手産の鶏肉を調べたが、放射性セシウムは「検出せず」だった。結果は市のホームページで公開している。
それでも、保護者の不安は収まらない。市教委保健体育課によると、「限られたサンプルの検査なので、放射性物質がすり抜けているのでは」との疑念の声が寄せられているという。
「検出せず」の結果にも「測定に下限値があるためで、ゼロではないのでは」との声もある。熊谷市長も「納得してもらえる検査をすることが大切」として、子供たちが食べる状態を想定した検査方法を検討していた。